「Windows7」カテゴリーアーカイブ

Advanced System Protector ???

知人がAdvanced System Protectorなるセキュリティソフト(有料版)を導入したところ、今までの数倍の数のエラーを修復してくれるようになったと言っていました。きわめて抽象的なソフト名ですが、あまり聞いたことがなかったので、検索してみましたが、どうやら、あまり評判がよくないソフトのようです。ネット上で出てくるのは、有料版を買わせようとする、不安を煽るソフトなどという書き込みが多数見られました。

さらにMicrosoft Partnerなんとかというロゴまで表示させる手際の良さで、まさに「消防署の”方”から消火器の点検に・・・」のパソコン版です。このロゴは、Microsoftに会費を納めることで標榜することができ、決してMicrosoftが認めたソフトだとか、性能が良いソフトなどという証ではないと言うことです。Microsoft Answersにも同様の書き込みがありました。

しかし、消火器が多少割高でも、配達・設置の労力と十分な消火器の品質があれば、それはそれで意味があると思いますが、このソフトに関しては性能も不十分という意見も散見されました。

開発元のSystweak社で検索したところ、同社製のRegClean Proというソフトに関してはIPA (独立行政法人情報処理推進機構)でも具体名を挙げて注意喚起していました。フリーソフトなどに付属してくる場合が多いようです。

セキュリティソフトの性能に関しては一般ユーザーは比較のしようが無く、「エラーを検出、正常に処理しました」と定期的に言われれば、なんとなく働いているのかなと感じてしまいます。McAfeeでは、「偽のセキュリティ製品の見分け方」というPDFを公開しています。McAfeeやIPAは信じて、Systweakは信じないのかという意見もあるかとは思いますが、参考にどうぞ。

ログイン画面から特定のユーザーのアイコンを消す(Windows7)

Windows7のログイン画面(ようこそ画面)には普段は使わないユーザーも表示されます。たとえば、外部からアクセスするためだけに作ったユーザーアカウントも表示されてしまいます。

ログイン画面から特定のユーザーを表示させないようにするためにはレジストリの以下のキーを捜します。

「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\SpecialAccounts\UserList

Winlogon以下にこのキーがない場合もありますので、必要があればキーを作成します。
例として、ユーザーabc,ユーザーdef,ユーザーghiがあり、ghiを表示させないようにする場合は、UserListキーの中にDWORD値(32ビット)を作り、値の名前をghi、値を0とします。逆に表示させるユーザーアカウントは値を1とします。

このようにすることで、必要なユーザーのみをログイン画面に出すことができます。ただし、ログイン画面はもちろん、コントロールパネルのアカウントの管理からもアイコンが消えます。変更や削除するために再表示する場合は、レジストリの値を1に戻す必要があります。

レジストリの扱いには十分注意してください。場合によってはWindowsが起動しなくなる場合があります。

SRTSPL64.SYSによるブルースクリーン表示

PC起動後、1,2分ほどでブルースクリーンが発生し、再起動に陥るという事態が発生しました。再起動後も同様の現象を繰り返します。ブルースクリーンで表示されるメッセージによると、原因はSRTSPL64.SYSだと主張していましたので調べてみました。

参考にしたのはこちらこちらの2つのページです。

SRTSPL64.SYSはSymantecのセキュリティに関わるファイルで、当該PCは、Windows 7 64bitで、Symantec Endpoint Protection(11.0)がインストールされています。PC起動後、HDDのアクセスが続き、Endpoint Protectionの保護が有効になるまでの時間は通常通り?動作します。Endpoint Protectionはタスクトレイに黄色い盾のようなアイコンを表示しますが、保護されていない状況ではそのアイコンの右下に赤いマークがつきます。そのマークが消える頃になるとブルースクリーンがでますので、やはり、Endpoint Protectionの実行時に問題が出ているようです。

対処方法は上記ページに従って以下のようにしました。

  1. セーフモードで起動(起動時にF8)
  2. スタートボタンの「プログラムとファイルを検索」の欄にmsconfigと入力し実行
  3. 上部の「スタート」タブから、Symantec Security Technologies のチェックボックスをオフ
    (この時点で一度再起動を試みるも当初と状況変化無し)
  4. 再びセーフモードで起動
  5. msconfigの「サービス」タブから、Symantecとついているものが4つあったので全てオフ
  6. 再起動後にEndpoint Protectionが立ち上がっていないことを確認
  7. Endpoint Protection をアンインストール

これでブルースクリーンは解消しました。参考にしたページでは、msconfigのスタートタブの設定を変更したことで解消していますが、今回はサービスの停止も行う必要がありました。また、セーフモードでEndpoint Protection のアンインストールはできないようになっています。

再起動後に確認したところ、当該PCには別のセキュリティソフトも入っていました。今回のエラーもEndpoint Protectionの不備ではなく、こちらとの兼ね合いも考えられますが検証はしていません。

Logicoolのマウスドライバが更新(Gaming Mouse G300)

Logicool(米Logitech)のG300を使っていますが、G300付属のソフトウェアに不具合があり、PCを起動するたびに、設定がデフォルトに戻ってしまう(USB機器を再接続したような音がする)ことがありました。Windows7 64bit版のドライバで出ていた現象ですが、2012年6月5日の更新(バージョン8.30.86)で解消されたようです。

G300はマウス本体に設定を保存できますが、専用のソフトウェアを使うと、さらに複雑な設定が可能です。これでようやく100%の能力を発揮できるようになりました。マウスは個人の好みが大きく出ますが、G300は値段もそこそこでバランスが良く、個人的にはオススメの一品です。

Evernoteの「月刊アップロード容量に達しました」のバグ

便利なEvernoteですが、現在のWindowsバージョン(4.5.5.6827および4.5.6.6884+Windows7 64bitで確認)にはバグがあるようです。

無料アカウントでは、月間60MBまでのアップロードが可能ですが、転送容量に関係なく「月刊アップロード容量に達しました」と表示されてしまいます。その下の棒グラフは問題なく動いているようなので、こちらで判断します。

ちなみにiOS版では正常に動いているようです。

WindowsでSplitコマンドを使う(ファイルの分割)

1GBを超える巨大なテキストファイルを処理する必要があってスクリプトを書いていましたが、内容をテキストエディタで確認したこともあります。

多くのエディタで読み込み可能な行数の上限が決まっていたり、メモリによる制約を受け、1GBとなると容易に編集できません。できたとしても、手軽に扱える量ではありません。ただ、この場合、定型のテキストの形式や構造を確認することが目的なので、一部を読み込めれば事は足ります。そこで、最初の数十MB分を分割してみることにしました。

Windows系には標準でsplitコマンドはなく、こちらのソフトを使用しました。コンソールアプリですので、バッチファイルでも使えます。オプションで、copyコマンドで結合(復元)するバッチファイルを作ることもできます。分割ファイルサイズの指定もできます。

最近はUSBフラッシュメモリやメディアの容量がどんどん大きくなって、ファイルを分割する機会も減りました。このソフトも最終更新が2004年です。オプションにフロッピーディスクサイズに分割する、というものもあり、歴史を感じます。

Firefoxのズームを戻す方法

Firefox は他のブラウザと同様、Ctrl + マウススクロールでページのズームができます。

ところが、元の大きさに戻そうと思ったときに、左上のFirefox メニューからはそのような項目にはたどり着けません。

元に戻すには、キーボードからはAltキーを押すと、従来のメニューが出るので、「表示」→「ズーム」→「リセット」とするか、Ctrl+0(数字のゼロ)で可能です。

Firefox 8か9から今のインタフェースになったと思いますが、Altキーでメニューが出ることすら知りませんでした。

64bit WindowsでPDFのサムネイルを表示するパッチ

PDFをWindowsのエクスプローラで管理するときに、1ページ目のサムネイルが表示されると便利です。32bit版のWindowsではAdobe Readerをインストールすれば表示されますが、64bit版では表示されません。

これはAdobe Readerの仕様ということですが、レジストリを変更することで対処可能です。

パッチはこちらのものを利用させていただきました。Adobe Reader以外のビューアーをインストールすることでも対処可能です。

これで、特別な管理ソフトを使用せずとも、エクスプローラでPDFの管理が楽になりました。

Windows 8のエディションの構成が決まったようです

Windows7の後継OSはWindows 8と名称が決定したようです。

また発売されるエディションの内訳は以下の通りです。

  • Windows 8
  • Windows 8 Pro
  • Windows 8 Enterprise
  • Windows RT

このうち、x86、いわゆるPCで使われるのは上2つ、Enterprise は企業顧客向けです。

Windows RTはARM系のプロセッサで動作しますが、Windows 「8」とはならないようです。

上2つはProが上位になり、無印にはHomeなどの名前は付かないようです。あくまで標準的なWindows 8は、何も付かない無印バージョンですよというメッセージとも考えられます。エディションが少なくなったことで価格は実際のところどうなるのでしょうか。

それにしても、何か調べるときに、以前は検索でVistaやxpと入れればよかったところが、Windows 7からは数字としての7ともとれるので、目的とは違うページも検索に引っかかるようになってしまいました。8でも同じ苦労がありそうです。また、このさき、9や10は良いとして、その後の名前が気になります。

Excelで1行おきに色を付ける

横に長い表を見やすくするために、1行おきにセルの背景を設定することがあります。手作業で色を付けても良いのですが、行の追加や削除をした場合に面倒なので、条件付き書式を設定をしておくと行数が変化しても問題ありません。

設定したい範囲を選択して、条件付き書式の新しいルールを設定します。数式を使用して、ルールを以下のように設定します。

=MOD(ROW(),2)=0

この場合、行番号を2で割って0になる偶数行を書式設定によって色をつけます。奇数行に色を付けたい場合は以下のようにします。

=MOD(ROW(),2)=1

これで、きれいに1行おきに色を付けることができました。範囲内で行の追加や削除も大丈夫です。