Dynabook SS 1600は、1kgを切る東芝のモバイルノートで2003年のモデルです。
Windows XPでもSP3ともなると、だいぶ重く、最大1.2GBのメモリしかないSS1600では荷が重くなってきました。そんなところにWindows7ですから、うまくいくはずはありませんが、ものは試し、やってみることにしました。
基本スペックは以下の通りです。
- Intel® 855GMチップセット
- 12.1型XGA
- 1,280MB(PC2100対応、DDR SDRAM)
- 超低電圧版Intel® Pentium® Mプロセッサ 1Ghz
特徴は、光学ドライブがないことで、OSのインストールには、USB接続のドライブを用意すると便利です。
Windows7そのもののインストールは至って順調、インストールDVDから、なんのトラブルもなく、インストールできました。
しかし、855GMチップセットはWindows7には対応しておらず、 内蔵のグラフィックも、「標準VGA」として認識されています。
対応法は、こちらの方法の通り行いました。これにより、チップセットドライバ、グラフィックドライバ、サウンドチップドライバがインストールされました。
残ったイーサネットアダプタはAtherosの無線LANインタフェースのことで、こちらは、インターネットから取得することができます。有線LANをつないで、ドライバを検索することで、自動インストールできました。
最後に残った基本システムデバイスは、SDカードコントローラだと思われます。
と、ここまでは順調に来ましたが、Windows 7 SP1をインストールすると、「スタートアップ修復」を延々繰り返し、とうとう起動しなくなってしまいました。
SP1インストール前の使用感としては、「ぼちぼち使えるな」 という印象で、このままうまくいけばしばらくサブノートとして使用するつもりでした。制限としては、Fnキー+F1~F8が使用できないことがあり、このため、画面の輝度の変更などができないという点がありました。