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Olympus OM-D E-M1を触ってみて

Olympus OM-D E-M1を触ってみて、E-5に比べて明らかにマイナスなのは、バリアングル液晶がないことと、バッテリーが小さいこと、メモリーカードスロットがひとつということでした。この3点はカタログからもわかることですが、それ以外の点では大きな不満はなく、フォーサーズレンズのAFも満足いくものでした。

登山の時にE-5+14-54mm+11-22mm+8mm Fisheye+50-200mm SWDで恐ろしい重さになったので、軽くなるのは代えがたいメリットです。同時発売のpro シリーズ14-40 f2.8も防塵防滴ですから、今後、このラインが増えてくると、もっと軽くできます。

バッテリーとメモリーカードは工夫次第であきらめも付きますが、バリアングル液晶だけは、もう少し重量増になっても付けて欲しかったなと思います。

首から提げて歩くときにバリアングル液晶を裏返しておくことで、ザックのバックルなどにあたって液晶が傷つくのを防ぐことができていました。また、三脚、手持ちどちらでも自分撮りをするときには、バリアングル液晶は無くてはならない存在です。

E-7の計画もあったということなので、それとの差別化を意識して、バリアングル液晶無しという決定があったのかもしれません。そうすると、後継機では搭載されてくる可能性もあります。しかし、フラッグシップをすぐに更新することにはなかなかならないと思うので、もう数年は待つ必要がありそうです。

Olympus一眼「レフ」はE-5で終わり、マイクロフォーサーズへ

Olympusは一眼レフのフォーサーズとミラーレスのマイクロフォーサーズの二本立てをやめ、マイクロフォーサーズに集中することを発表しました。従って一眼レフ機のE-5は最後のフォーサーズ機、最後の一眼レフ機となってしまいました。受け皿として、フォーサーズレンズをアダプタ経由で使うことができるマイクロフォーサーズ機OM-D E-M1を発表しました。今までのマイクロフォーサーズ機もフォーサーズレンズを使うことはできましたが、AFのスピードはかなり遅く、あくまでも「取り付けられる」というレベルでした。

今回発表されたOM-D E-M1はファインダーが液晶ということは構造上仕方ないところですが、いくつかの点でE-5に劣る部分があるようです。個人的に気になったのは、以下の点です。

  • バリアングル(フリーアングル)背面液晶
  • デュアルメモリースロット
  • バッテリー容量

それ以外は手ブレ補正やファインダー倍率、最新式センサーなど魅力的な点があります。バリアングルは非常に便利で、他社には少ない機能でしたので、どうして採用しなかったのか悔やまれます。Wifiのとスマホを利用したリモートライブビューでより高度なことができるかもしれませんが、少々残念です。

しかしながら、E-5発売から約3年経ち、当時にはなかった魅力的な機能も追加されているので、早くなったと言われるSWDレンズのAFの動きを試してみたいものです。

Olympus マイクロフォーサーズ OM-D上位機種の噂

あくまでもですが、Olympus マイクロフォーサーズ OM-D上位機種が半年以内に登場とするかもしれません。噂通りフォーサーズレンズがストレス無く動けば、E-5のリプレースも考えたいところです。

オリンパスは、フォーサーズの開発を事実上停止し、マイクロフォーサーズの単焦点レンズや、防塵防滴ボディをリリースしています。防塵防滴ミラーレスは今のところオリンパスのみのラインナップです。他社にはない利点と言うことで、オリンパスもアウトドア関係の雑誌にはOM-Dの広告をバンバン打っています。

防塵防滴のシステムカメラは登山等のアウトドアシーンにはかなり魅力的です。もちろん、中判カメラ以外の山岳写真なんて・・・という意見があるのも承知していますが、軽さもまた魅力です。せっかく景色のいいところに行くのですから、標準ズームだけで無く、魚眼レンズや望遠レンズ、マクロレンズも体力が許せば持って行きたいものです。

この夏、E-5+標準ズーム(14-54mm F2.8-3.5)、広角(9-18mm F4-5.6)、魚眼(8mm F3.5)、望遠(50-200mm F2.8-4 SWD)、マクロ(50mm F2.0)を八ヶ岳で持ち歩きましたが、できれば半分の重さにしたいとつくづく感じました。これらの重さは、テント+シュラフ+マット+αくらいになります。数グラム単位で山道具を選んでいるにもかかわらず、カメラが重いのも考え物です。Olympusにはぜひとも防塵防滴のコンパクトなレンズを充実させてもらいたいと思います。特に、望遠や魚眼など、コンパクトカメラでは対応できないようなところを発売してもらえると、景色の良いところで、「苦労して持ってきて良かったな」という妙な達成感を感じることができます。