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Google Appsの無料版が廃止へ

Googleは、独自ドメインでGmailなどのサービスが使えるGoogle Appsにおいて、無料版の提供を廃止するということです。(アスキーのニュース記事

Gmailに限って言うと、数年前までは無料で200個くらいまでのアカウントで使えたはずですが、いつの間にか100に減り、50個に減り、いつの間にか10個になっていました。そしてついに無料版の新規登録は中止となってしまいました。現在使用中のものについては継続利用可能です。

1つのアカウントで最大約10GBの容量を用意するためには相当のリソースを割く必要があることから、いままでが太っ腹なだけとも言えますが、便利に使えていただけに残念です。競合するサービスも見当たらないのでしばらくは様子を見るしか無いところですが、いずれは完全に廃止になることも考慮しておいた方が良さそうです。

Googleは独自のサービスが多く、代替となるサービスを探すことができないものもありますが、利益につながりにくいために競合他社が手を付けないというものもあるます。こういったサービスはある日突然廃止になったり有料化したりすることも考えられます。無料なので仕方の無いことですが、「前と同じようにやろうと思ったらできなくなっていた」ということが今後も出てきそうです。

GmailのIMAP同時接続数は10まで

Webメールの古参のGmailはその容量と知名度から利用している方も多いと思います。Webメールとしても使いやすいのですが、IMAP対応のメーラーとの組み合わせも非常に便利です。Webメールとして利用を考え、メールサーバにメールを残す使い方をする場合は、従来のPOPではなくIMAPを使うことでローカルとの同期が取りやすくなります。

ところで、GmailのIMAP同時接続数は10に制限されています。同時に10のデバイスから同じアカウントにアクセスする機会はまずありませんが、Mozilla Thunderbirdなどでは1つのメーラーで複数の接続を確保します。そのため、短い時間にスマートフォンのアプリでIMAPアクセスをすると「too many sumultaneous connections.」「同時接続数が多すぎます。」などと表示され、接続が一時的にできなくなります。iPhoneなどでは、「[アカウント] のユーザ名またはパスワードが正しくありません。」と出ることがあるため、エラーの内容が見えないこともあります。

Mozilla Thunderbirdは設定したいアカウントの受信トレイ上で、メニューの「ツール」「アカウント設定」「サーバ設定」「詳細」「サーバへの同時最大接続数」を減らすことで対処できます。

また、あまり頻繁にいろいろなデバイスからメールをチェックすると同じようにエラーが出てしまいます。

Facebookに保存されている情報が売られる?

ウォールストリートジャーナル日本版の記事によると、「Facebookは広告の効果を上げるため、小売り会社が会員のプロファイルに載った電子メールアドレスや電話番号、さらには会員のネットサーフィングの癖に基づき、ターゲット広告を配信するのを試験的に認め始めている。」ということです。

9億人の利用者がいると言われるFacebookですから、情報量も膨大なものになると思います。一方で、利用者個人とひも付けされたかなり個人的な情報が保存されています。加えて「友人」のつながりからも広告のターゲットに利用できる情報もありそうです。GoogleのGmailなどは既にメールの内容によって表示する広告が選ばれるようになっています。

個人情報の利用には各国で様々な規制があり、すぐに全ての情報が利用されるとは思いませんが、他人のサーバーを利用している以上、ある程度の覚悟は必要です。一度アップロードした情報は本質的には消去できません。