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Facebookに保存されている情報が売られる?

ウォールストリートジャーナル日本版の記事によると、「Facebookは広告の効果を上げるため、小売り会社が会員のプロファイルに載った電子メールアドレスや電話番号、さらには会員のネットサーフィングの癖に基づき、ターゲット広告を配信するのを試験的に認め始めている。」ということです。

9億人の利用者がいると言われるFacebookですから、情報量も膨大なものになると思います。一方で、利用者個人とひも付けされたかなり個人的な情報が保存されています。加えて「友人」のつながりからも広告のターゲットに利用できる情報もありそうです。GoogleのGmailなどは既にメールの内容によって表示する広告が選ばれるようになっています。

個人情報の利用には各国で様々な規制があり、すぐに全ての情報が利用されるとは思いませんが、他人のサーバーを利用している以上、ある程度の覚悟は必要です。一度アップロードした情報は本質的には消去できません。

情報処理推進機構がSNSの連携機能の危険性を喚起

Yahoo! Japanに情報処理推進機構の抜粋記事が掲載されていました。

要約すると、FacebookやGoogle+などのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の連携機能でアカウントが乗っ取られる危険があるという内容です。

詳しい内容は上記リンクを見ていただきたいと思います。非常にわかりやすい図表を用いて説明されていますので、「関係ないや」と思わずにご覧になることをお勧めします。

友達や知り合いから「あの人がこんなこと言ってたよ」と言われても、そっくりそのまま信じる人は少ないと思いますが、Twitterなどでなりすましの投稿を読んだ場合は、ほとんどの人が本人の発言に間違いないものとしてとらえるのでは無いでしょうか。ましてや、現実での面識がほとんど無ければ、ネット上の発信がひととなりを作りあげます。

今回のケースは特定の個人のアカウントを狙ったものというより、コンピューターウィルスに近い拡がりをみせています。乗っ取られた人の発信によって新たなアカウントが乗っ取られ、「感染」が連鎖するというパターンです。

今回の「感染」が広がる原因には、連携機能、短縮URL、フォローによる連鎖など、様々な要因があります。いずれも単独では便利で頻繁に目にする機能です。その便利で見慣れたところに隙が生まれてしまうことが本当の原因だと思います。

FacebookがOpera買収に興味?

こちらの記事にあるように、FacebookはOperaブラウザの買収に興味があるようです。Facebookは独自のモバイル端末の開発も考えているということなので、さらに進むと、GoogleのAndroid(+Chorme)、AppleのiOS(+Safari)の様なものを作りたいのかもしれません。

タブやマウスジェスチャーなど、先進的で、ユニークな機能を持つOperaですが、今ひとつシェアは伸ばせていません。逆に、シェアがあまり高くないことが利点(ウィルス等に狙われにくい。狙っても得るものが少ない)になるので、そういうニッチなユーザーをターゲットにしているのかもしれませんが、Facebook推奨ブラウザとなると、状況は変わってきそうです。

FacebookやGoogleなどはログインした状態の閲覧記録は記録されていて、どのように利用されるかはわかりませんので、これからは、「どのブラウザを使うか」ではなく、「目的による使い分け」が必要だと思います。