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Nikon D800Eの性能を発揮できるレンズはわずか16本

デジカメinfoの記事によると、NikonはD800Eの解像力を活かしたい場合に推奨される16本のレンズをテクニカルガイドという形で公開しているようです。

これは、D800Eのみの記述で、D800にはこのような指定はありません。

3600万画素(D800、D800E)に加え、ローパスフィルターを無くしたD800Eは手ぶれやピント、そしてレンズの解像度のアラが目立ちそうです。この16本以外が使えないわけではありませんが、「3600万画素っていっても、こんなものかぁ」と言われる前に「それはレンズの性能が原因ですよ」と予防線を張ったような気がします。

中判カメラのシェアも窺おうかというメーカーの意思もあるようなので、レンズにもそれ相応の性能が求められるようです。

いままでも、フィルム時代の設計のレンズはデジカメの本体の性能(特にセンサー)が向上するにつれ、周辺の画質などが気になるという話は聞きました。また、物理的に付かないとか、機能が制限されるということはありました。しかし、このようにメーカーがレンズを指定して、性能の線引きをするのは珍しいことだと思います。

今後は、「レンズ資産」という価値はなくなってくるかもしれません。

それでも、写真が撮れなくなるわけではありませんし、カメラも今より良くなってくることが多いと思います。気にせずどんどん撮っていった方が、楽しいカメラライフを送れそうです。