CrashPlan Central(有料)を実用的に使うにはアップロード速度が必要


CrashPlan の有料版ではCrashPlan Central と称して、バックアップをサーバーに保存することができます。詳細はCrashPlanのページや以前の記事にありますが、有料版を契約する前に、アップロードの速度が実用的であるかを確認する必要があります。特にADSLの場合は、ダウンロードとアップロードの速度に大きな違いがあります。多くの場合、動画再生やホームページの表示に関わるダウンロードの速度がアップロードよりも速く設定されています。光回線でもアップロードはダウンロードの半分以下の実測値ということはよくあります。調べてみると、ADSLでは速いところで3Mbps(下りは50Mbps前後)、遅いところでは0.8や0.3Mbpsというものもあります。これらは理論値なので、実際にはさらに速度は下がります。

具体的には、どれだけの容量をアップロードするかによって変わりますが、CrashPlanのデフォルトでは、Windows 7 の場合、Usersフォルダのログオンしたユーザーフォルダがバックアップ対象に選択されています。あまり使い込んでいない状態でも対象ファイル数は2万を超えます。

殆どの場合、ある程度ユーザーデータがある状態だからこそ、バックアップの必要性が生まれると思います。そうなると、実感として、アップロードが1Mbps以下では少々実用性に欠ける思われます。最初にすべてのバックアップを終わらせることが数週間かかり、その後のデータの追加更新にバックアップが追いつかない状態になります。使ってみた感覚では、数Mbps以上であれば、少し放置する間にバックアップを完了させることができ、十数Mbps以上であれば理想的です。

無料版においても、P2Pで遠隔地にある友人知人のPCにバックアップする場合は同じ問題が発生します。まずは試用期間中に、どれだけの時間で最初のバックアップが終了するかどうかを確認した方がよいと思います。

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