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A4サイズの紙1枚に1MBのデータを印刷できるソフト

Gigazineで紹介されていたPaperBackというソフトです。1MBデータを復号可能な画像に変換してA4用紙に印刷するソフトです。現代版パンチカードですが、暗号化にも対応しています。

容量は1MBということなので、現在でも少量流通している3.5inch FD (2HD)の1.4MBに若干及ばないというところでしょうか。8inch FDよりもデータの密度は大きい気がします。

FDの小容量、アクセスの遅さを逆手に利用して、データのコピーを抑制するという話を聞いたことがあります。実際フロッピーディスク1枚をコピーするのには今でも数分かかってしまいます。官公庁などに提出、補完されているデータはフロッピーのままというのもこのような理由があるかもしれません。

現在では、各種の電子申告も普及していますが、認証にコストがかかっていたり、改竄防止対策がネックになることが多いようです。1MBという容量は、テキストであれば有用な大きさです。A4数枚に印刷し、余白に本人署名、普通郵便で送付、読み込みという「そこそこ手間のかかる作業」でなおかつ「紙」と「署名」が残るという方法は、有効に利用できる状況があるような気がします。

LAN経由でディスプレイとPCを接続するデバイス

AKIBA PC Hotlineの記事によると、LAN経由でディスプレイとPCを接続するデバイス(Lenkeng LKV376)が発売中ということです。詳細はメーカーホームページをご覧下さい。Windows XPから7までの対応です。

スピードなどの実用性はわかりませんが、このようなデバイスを使えば、PCを手元に置いておく必要がなくなります。無線LANも高速化されてきましたので、LAN経由すなわち、ワイヤレス化と考えることができます。

最近の家ではウォークインクローゼットなどに100Vの電源コンセントが設置されていることも多いので、ここに熱くてうるさいPCを普段は設置しておいて、机ではこのような機器とディスプレイのみを置くと言った使い方も可能になるかもしれません。

ネックになるのは、遅延とデータ量でしょうか。操作されるPCには仮想ディスプレイアダプタをデバイスとして追加することになると思うので、そのドライバの出来も使い勝手を左右しそうです。今でも、リモートコントロールソフトは以前よりも実用的なものが増えてきましたので、それらとの使用感の違いも気になります。

CrashPlanの言語設定を日本語にすると、左のタブに項目名がでます

CrashPlanをデフォルトで使っていると、言語設定は「自動」と設定されています。このままでも問題無く使用できますが、画面左のメニューがアイコンのみの表示になります。(下図左側赤丸部分)

言語設定を明示的に「日本語」とする(下図右側赤丸部分)ことで、項目名も表示することができます。

アイコンでも何となく意味はわかりますが、項目名があったほうがわかりやすいことに間違いはありません。設定後は下のようになります。

Advanced System Protector ???

知人がAdvanced System Protectorなるセキュリティソフト(有料版)を導入したところ、今までの数倍の数のエラーを修復してくれるようになったと言っていました。きわめて抽象的なソフト名ですが、あまり聞いたことがなかったので、検索してみましたが、どうやら、あまり評判がよくないソフトのようです。ネット上で出てくるのは、有料版を買わせようとする、不安を煽るソフトなどという書き込みが多数見られました。

さらにMicrosoft Partnerなんとかというロゴまで表示させる手際の良さで、まさに「消防署の”方”から消火器の点検に・・・」のパソコン版です。このロゴは、Microsoftに会費を納めることで標榜することができ、決してMicrosoftが認めたソフトだとか、性能が良いソフトなどという証ではないと言うことです。Microsoft Answersにも同様の書き込みがありました。

しかし、消火器が多少割高でも、配達・設置の労力と十分な消火器の品質があれば、それはそれで意味があると思いますが、このソフトに関しては性能も不十分という意見も散見されました。

開発元のSystweak社で検索したところ、同社製のRegClean Proというソフトに関してはIPA (独立行政法人情報処理推進機構)でも具体名を挙げて注意喚起していました。フリーソフトなどに付属してくる場合が多いようです。

セキュリティソフトの性能に関しては一般ユーザーは比較のしようが無く、「エラーを検出、正常に処理しました」と定期的に言われれば、なんとなく働いているのかなと感じてしまいます。McAfeeでは、「偽のセキュリティ製品の見分け方」というPDFを公開しています。McAfeeやIPAは信じて、Systweakは信じないのかという意見もあるかとは思いますが、参考にどうぞ。

SRTSPL64.SYSによるブルースクリーン表示

PC起動後、1,2分ほどでブルースクリーンが発生し、再起動に陥るという事態が発生しました。再起動後も同様の現象を繰り返します。ブルースクリーンで表示されるメッセージによると、原因はSRTSPL64.SYSだと主張していましたので調べてみました。

参考にしたのはこちらこちらの2つのページです。

SRTSPL64.SYSはSymantecのセキュリティに関わるファイルで、当該PCは、Windows 7 64bitで、Symantec Endpoint Protection(11.0)がインストールされています。PC起動後、HDDのアクセスが続き、Endpoint Protectionの保護が有効になるまでの時間は通常通り?動作します。Endpoint Protectionはタスクトレイに黄色い盾のようなアイコンを表示しますが、保護されていない状況ではそのアイコンの右下に赤いマークがつきます。そのマークが消える頃になるとブルースクリーンがでますので、やはり、Endpoint Protectionの実行時に問題が出ているようです。

対処方法は上記ページに従って以下のようにしました。

  1. セーフモードで起動(起動時にF8)
  2. スタートボタンの「プログラムとファイルを検索」の欄にmsconfigと入力し実行
  3. 上部の「スタート」タブから、Symantec Security Technologies のチェックボックスをオフ
    (この時点で一度再起動を試みるも当初と状況変化無し)
  4. 再びセーフモードで起動
  5. msconfigの「サービス」タブから、Symantecとついているものが4つあったので全てオフ
  6. 再起動後にEndpoint Protectionが立ち上がっていないことを確認
  7. Endpoint Protection をアンインストール

これでブルースクリーンは解消しました。参考にしたページでは、msconfigのスタートタブの設定を変更したことで解消していますが、今回はサービスの停止も行う必要がありました。また、セーフモードでEndpoint Protection のアンインストールはできないようになっています。

再起動後に確認したところ、当該PCには別のセキュリティソフトも入っていました。今回のエラーもEndpoint Protectionの不備ではなく、こちらとの兼ね合いも考えられますが検証はしていません。

EvernoteとFirefoxのバージョンアップ

既出ですが、Firefox 13にEvernoteのプラグイン(Evernote Web Clipper)も対応しました。

前のバージョンまで、「ページ全体をクリップ」を選択しても、「選択範囲になにもないよ」とエラーが出ていましたが、解消されたようです。ついでにEvernoteもVer.4.5.7.7146にバージョンアップしました。しかしながら、アカウント情報で常に、「月間アップロード容量に達しました」と表示されてしまう現象は健在です。

Dropbox容量追加クイズ・無料で1GB追加

DropboxはDropquest2012というキャンペーンで、20以上ある問題(クエスト)をクリアした全員に1GB追加するそうです。

さらに先着順で最大100GB当たるようですが、こちらはもうクリアされているようです。

英語のクイズを一つ一つ解いていくのもいいですが、手っ取り早くクリアしたい方はこちらのまとめを参考にしてください。

以前もこうしたキャンペーンはありましたが、SkyDriveやGoogle driveなどの台頭もあるので、今後Dropboxも反撃に出てくるかもしれません。

Evernoteの「月刊アップロード容量に達しました」のバグ

便利なEvernoteですが、現在のWindowsバージョン(4.5.5.6827および4.5.6.6884+Windows7 64bitで確認)にはバグがあるようです。

無料アカウントでは、月間60MBまでのアップロードが可能ですが、転送容量に関係なく「月刊アップロード容量に達しました」と表示されてしまいます。その下の棒グラフは問題なく動いているようなので、こちらで判断します。

ちなみにiOS版では正常に動いているようです。

WindowsでSplitコマンドを使う(ファイルの分割)

1GBを超える巨大なテキストファイルを処理する必要があってスクリプトを書いていましたが、内容をテキストエディタで確認したこともあります。

多くのエディタで読み込み可能な行数の上限が決まっていたり、メモリによる制約を受け、1GBとなると容易に編集できません。できたとしても、手軽に扱える量ではありません。ただ、この場合、定型のテキストの形式や構造を確認することが目的なので、一部を読み込めれば事は足ります。そこで、最初の数十MB分を分割してみることにしました。

Windows系には標準でsplitコマンドはなく、こちらのソフトを使用しました。コンソールアプリですので、バッチファイルでも使えます。オプションで、copyコマンドで結合(復元)するバッチファイルを作ることもできます。分割ファイルサイズの指定もできます。

最近はUSBフラッシュメモリやメディアの容量がどんどん大きくなって、ファイルを分割する機会も減りました。このソフトも最終更新が2004年です。オプションにフロッピーディスクサイズに分割する、というものもあり、歴史を感じます。