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HDDのクローン作成ツール(EaseUS Disk Copy)

先日、PCをスリープから再開させたところ、カッタンカッタンとHDDから異音がしました。OSをインストールしているHDDからだったので、早めに交換することにしました。OSはWindows7 64bit Ultimateです。

HDDは今のところ動いていますので、コピー先のHDDを用意して、SATAで接続し、クローンを作成しました。使用したソフトはEaseUS Disk Copy Home Edition日本語版リンク先)です。CDから起動して、Linuxベースのツールからウィザードに従うと、無事にコピーが始まりました。進行状態や完了予想時間も細かく表示されます。1.5TBのHDDを丸ごとコピーするのに約7時間かかりました。複製終了時には終了のメッセージがでた状態でストップしますので、確認後、PCの電源を切って、古いHDDを取り外し、再起動してデータの移行は完了です。

異音等が出たときには早めに交換すると、少ない手間で気分的に楽になります。

A4サイズの紙1枚に1MBのデータを印刷できるソフト

Gigazineで紹介されていたPaperBackというソフトです。1MBデータを復号可能な画像に変換してA4用紙に印刷するソフトです。現代版パンチカードですが、暗号化にも対応しています。

容量は1MBということなので、現在でも少量流通している3.5inch FD (2HD)の1.4MBに若干及ばないというところでしょうか。8inch FDよりもデータの密度は大きい気がします。

FDの小容量、アクセスの遅さを逆手に利用して、データのコピーを抑制するという話を聞いたことがあります。実際フロッピーディスク1枚をコピーするのには今でも数分かかってしまいます。官公庁などに提出、補完されているデータはフロッピーのままというのもこのような理由があるかもしれません。

現在では、各種の電子申告も普及していますが、認証にコストがかかっていたり、改竄防止対策がネックになることが多いようです。1MBという容量は、テキストであれば有用な大きさです。A4数枚に印刷し、余白に本人署名、普通郵便で送付、読み込みという「そこそこ手間のかかる作業」でなおかつ「紙」と「署名」が残るという方法は、有効に利用できる状況があるような気がします。

LAN経由でディスプレイとPCを接続するデバイス

AKIBA PC Hotlineの記事によると、LAN経由でディスプレイとPCを接続するデバイス(Lenkeng LKV376)が発売中ということです。詳細はメーカーホームページをご覧下さい。Windows XPから7までの対応です。

スピードなどの実用性はわかりませんが、このようなデバイスを使えば、PCを手元に置いておく必要がなくなります。無線LANも高速化されてきましたので、LAN経由すなわち、ワイヤレス化と考えることができます。

最近の家ではウォークインクローゼットなどに100Vの電源コンセントが設置されていることも多いので、ここに熱くてうるさいPCを普段は設置しておいて、机ではこのような機器とディスプレイのみを置くと言った使い方も可能になるかもしれません。

ネックになるのは、遅延とデータ量でしょうか。操作されるPCには仮想ディスプレイアダプタをデバイスとして追加することになると思うので、そのドライバの出来も使い勝手を左右しそうです。今でも、リモートコントロールソフトは以前よりも実用的なものが増えてきましたので、それらとの使用感の違いも気になります。

Micro Four Thirdsは本格的なシステムカメラへ

OM-D E-M5は、Micro Four Thirdsに防塵防滴や、より高性能な電子ビューファインダー、強化された手ぶれ補正などが加わりMicro Four Thirdsの使用範囲を大きく広げました。

レンズラインナップも徐々に拡充され、今年中に60mm F2.8の本格的なマクロレンズの発売も予定されています。防塵防滴レンズになるということなので、E-M5(や後継機種、上位機種)との組み合わせを想定したものだと思われます。

そうした中、4/3 rumorの記事によると、フラッシュリングアダプターの発売も予定されているようです。これは、Four Thirdsのアクセサリとして既に発売されているリングストロボ RF-11を、前述の60mm F2.8マクロに取り付けるためのものです。同様のアダプターはZD 50mm F2.0マクロには存在していました。リングストロボは趣味の世界で表現を広げることはもちろん、実用本位の記録写真では必須になる場合があります。システムカメラとして売り出すには、これがないと話にならないという用途もあります。マクロレンズと併せて、システムカメラの完成へまた一歩近づいたといえます。

以前は「マクロのオリンパス」といわれた同社ですから、Micro Four Thirdsの新しいマクロレンズも期待が持てます。F2.0であればなおよかったのですが、今後に期待したいと思います。今後といえば、Four Thirdsでロードマップにはあったものの幻に終わった100mmマクロも首を長くして待っています。

CrashPlanの言語設定を日本語にすると、左のタブに項目名がでます

CrashPlanをデフォルトで使っていると、言語設定は「自動」と設定されています。このままでも問題無く使用できますが、画面左のメニューがアイコンのみの表示になります。(下図左側赤丸部分)

言語設定を明示的に「日本語」とする(下図右側赤丸部分)ことで、項目名も表示することができます。

アイコンでも何となく意味はわかりますが、項目名があったほうがわかりやすいことに間違いはありません。設定後は下のようになります。

Buffalo AirStation WHR-HP-G54の設定画面はIEで崩れる

古い機種ですが、Buffaloの無線LANルータAirStation WHR-HP-G54の設定画面をIE9で表示するとレイアウトが大きく崩れます。

ファームウェアのアップデートで対応できるかなと思いましたが、2008年の1.43から更新はなく、IE9だけでは、現実的には設定は不可能な状態です。一方で、ChromeやFirefoxでは崩れません。

ネットワーク関連の機器はブラウザで設定できるようになっていることが多いので、このように表示が崩れると設定の変更が困難になります。崩れ方が大きいので、設定はChromeやFirefoxを使用するしかありません。IE9では不可能です。

IE以外のブラウザのダウンロードができない状態(インターネットの接続前など)では、かなり困った状況になります。ビジュアル的にモダンな設定画面もよいのですが、シンプルなHTMLで設定画面が作られていた方がトラブルは少ないと思います。

Advanced System Protector ???

知人がAdvanced System Protectorなるセキュリティソフト(有料版)を導入したところ、今までの数倍の数のエラーを修復してくれるようになったと言っていました。きわめて抽象的なソフト名ですが、あまり聞いたことがなかったので、検索してみましたが、どうやら、あまり評判がよくないソフトのようです。ネット上で出てくるのは、有料版を買わせようとする、不安を煽るソフトなどという書き込みが多数見られました。

さらにMicrosoft Partnerなんとかというロゴまで表示させる手際の良さで、まさに「消防署の”方”から消火器の点検に・・・」のパソコン版です。このロゴは、Microsoftに会費を納めることで標榜することができ、決してMicrosoftが認めたソフトだとか、性能が良いソフトなどという証ではないと言うことです。Microsoft Answersにも同様の書き込みがありました。

しかし、消火器が多少割高でも、配達・設置の労力と十分な消火器の品質があれば、それはそれで意味があると思いますが、このソフトに関しては性能も不十分という意見も散見されました。

開発元のSystweak社で検索したところ、同社製のRegClean Proというソフトに関してはIPA (独立行政法人情報処理推進機構)でも具体名を挙げて注意喚起していました。フリーソフトなどに付属してくる場合が多いようです。

セキュリティソフトの性能に関しては一般ユーザーは比較のしようが無く、「エラーを検出、正常に処理しました」と定期的に言われれば、なんとなく働いているのかなと感じてしまいます。McAfeeでは、「偽のセキュリティ製品の見分け方」というPDFを公開しています。McAfeeやIPAは信じて、Systweakは信じないのかという意見もあるかとは思いますが、参考にどうぞ。

BackWPupのエラー “No destination defineid for backup!!!” (WordPress)

WordPressのバックアップにBackWPupを使っています。バックアップ先はSugarSyncに設定しています。

WordPressのプラグインの自動更新からBackWPupをバージョン2.1.13にアップデートしたところ、以下のようなエラーでバックアップができない状態になりました。認証で失敗しているらしく、アップロードの開始前にストップしている模様です。

[ERROR] No destination defineid for backup!!! Please correct job settings

BackWPupのバージョンが2.1.11で運用していたものは正常に機能していましたので、バージョン2.1.13(もしくは2.1.12)の更新で何かあったようです。Sugarsyncの設定を見ると、アカウントの設定の項目に「Authenticate」というボタンが新設されており、認証の方法に変更があった可能性があります。

もう一度アカウントの情報を入れ直すことで無事に認証され、再びバックアップを正常に行うことができるようになりました。

プラグイン開発者のページでは8月8日時点ではバージョン2.1.12までのZIPファイルしかありません。自動更新の最新版2.1.13とバージョンに違いがあるようです。

ログイン画面から特定のユーザーのアイコンを消す(Windows7)

Windows7のログイン画面(ようこそ画面)には普段は使わないユーザーも表示されます。たとえば、外部からアクセスするためだけに作ったユーザーアカウントも表示されてしまいます。

ログイン画面から特定のユーザーを表示させないようにするためにはレジストリの以下のキーを捜します。

「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\SpecialAccounts\UserList

Winlogon以下にこのキーがない場合もありますので、必要があればキーを作成します。
例として、ユーザーabc,ユーザーdef,ユーザーghiがあり、ghiを表示させないようにする場合は、UserListキーの中にDWORD値(32ビット)を作り、値の名前をghi、値を0とします。逆に表示させるユーザーアカウントは値を1とします。

このようにすることで、必要なユーザーのみをログイン画面に出すことができます。ただし、ログイン画面はもちろん、コントロールパネルのアカウントの管理からもアイコンが消えます。変更や削除するために再表示する場合は、レジストリの値を1に戻す必要があります。

レジストリの扱いには十分注意してください。場合によってはWindowsが起動しなくなる場合があります。

2.5 inch HDDの話題2つ

2.5inch HDD 1TBの値段が着々と下がり、7000円を割り込むようになりました。タイの洪水前にSamsungのHN-M101MBBが7000円を切っていましたが、ようやくその水準になりました。ただし今回は東芝のモデル(MQ01ABD100)のほうが値下がりが大きいようです。バックアップストレージとしてさらに値下がりが期待されます。

また、15mm厚ながら、2TBのモデルもドライブのみで流通し始めたようです。1TBの時も当初は12.5mm厚からの発売でした。

今回流通し始めたモデルはWesternDigitalのWD20NPVTで、おそらく1TBモデルのプラッタ枚数を増やした形の製品だとは思います。消費電力は、1TB 9.5mm厚モデルのWD10JPVTが1.4Wであるのに対してWD20NPVTは1.7Wです。

気になるのは、データシートの電流の項目で、1TB 9.5mm厚モデルのWD10JPVTは0.9A(5VDC)となっていますが、WD20NPVTは1.0A(12VDC)となっています。SATAの電源コネクタには3.3V,5V,12Vが供給されていますが、USBは5Vです。もし12V駆動だとすると、USB電源のみの駆動は厳しいかもしれません。ただ、以前からUSB接続で電源供給もUSBからというポータブルHDDはWDやBuffaloから発売されています。問題なく5Vで動くのか、何らかの昇圧回路が含まれているのか詳細は不明です。WDのポータブルHDDの中身は一般的なSATA HDDではなかったという情報もあります。

2TBのモデルはまだまだ価格は高く、容量あたりの単価でも1TBのモデルよりも割高です。