ロータリースイッチを使って全結線オーディオ切り替え機を作る


iPodやBluetoothなどが増えてきて、オーディオアンプの入力端子が足りなくなりました。あまり使わなくなったMDを外しても良いのですが、Line入力を増やすために切り替え機を作りました。
RCA端子の切り替え機は「AV切り替え機」として市販のものもありますが、プラスチックの筐体が多く、ちょっと高級感に欠けます。オーディオの脇で置ける場所も限られているのでサイズもぴったりのものが欲しくなりました。せっかくなので作ってみることにしました。

切り替えと言えば、ロータリースイッチが単純でかっこよさそうです。アルプス電気のSRRN134300というスイッチが良さそうだったのでこれを元に組み立てました。スイッチは贅沢に1チャンネルで2回路、左右2チャンネルで4回路使います。このスイッチは4回路3接点ですので、3入力1出力(またはその逆)の切り替え機ができます。グランドを使えば端子数は半分で済みますが、やりたかっただけです。グランドを使わないので、切り替え時のノイズは増えるかもしれませんが、それほど頻繁に切り替えるわけでもありませんし(それならそもそもいらないという話もあります。)、高いオーディオを使っているわけでもありませんので気にしないことにしました。

他にはスイッチに取り付けるツマミ、RCAのコネクタ(高級感を出すために金メッキ)、ケース、配線を用意しました。
オーディオセレクタ 部品

スイッチはこれです。つまみに合わせて先端を切りました。
オーディオセレクタ スイッチ

間違えないようにスイッチに配線します。端子が等間隔ではないので回路図をよく見ながら配線します。クラゲのようになりました。
オーディオセレクタ スイッチ配線

ケースに穴を開けて組み込んでみました。ぼけていますが、手前の端子の右側が出力、左側の3組が入力です。
オーディオセレクタ 裏側

正面から見るとこんな感じです。正面の線は傷ではなくビニールを斜めに一部剥がしている状態です。中身はスカスカです。スイッチのクリック感はちょうど良いので重りなどは入れませんでした。ケースの重さや切り替えに必要なトルクの兼ね合いで、重りを入れた方が高級感は出るかもしれません。
オーディオセレクタ 配線

完成しました。あとは適当にレタリングなどをしてもよいと思います。
オーディオセレクタ 完成

アースの処理やノイズの難しい話はこの際無しにして、適当でも完成させると楽しくなります。

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