リングストロボ付きマクロ対応デジタル一眼レフ最小構成 (2)


前回の続きです。今回はE-520の利点についてまとめます。

E-520の映像素子はフォーサーズと呼ばれ4/3inchのものです。これは、35mmフルサイズの1辺で約半分、面積で約1/4です。アスペクト比(縦横比)も35mmの2:3に対し、フォーサーズは4:3と、より正方形に近い形です。

映像素子は大きいほど良いイメージがありますが、逆に小さいことがメリットになることもあります。

まず、カメラのサイズやレンズのサイズは、映像素子の大小に大きく左右されるため、小さく軽いカメラを作ることができます。特に、レンズにおいて、映像素子に応じた光学的な条件を満たすためにはそれ相応の大きさ(と重さ)が必要になることが多くあります。

次に、被写界深度です。マクロ撮影ではある程度絞り込んで撮影したい場合が多いのですが、同じ絞りの値なら、映像素子が小さい方が見かけの被写界深度は深くなり、ピントの合う範囲が広くなります。

絞りを開放にして、大きく背景をボカした撮影とは反対の性質がもとめられることが多いので、小さい映像素子は有利になります。もちろん、必要な解像度が得られることという条件がつきますので、小さすぎてもいけません。

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