Google Appsの時代から独自ドメインのメールサーバーとして利用してきたGoogle Workspaceが2022年7月で有料版のみの提供になります。
趣味で使っていたドメインに関してはGoogle Workspaceからメールを引っ越すことにしました。
いままで受信したメールも新サーバーに残しておくと、検索などで便利なので、移行の際のメモです。
目的と前提事項は、
- 新サーバーに今までのメールの必要な部分をコピーする。
- ローカルにもコピーを残す。
- 新サーバーへのコピーはあとからのんびり行う。
- 独自ドメインを持っていて、DNSの設定ができる。
- 新サーバーは有料の一般的なレンタルサーバーを想定している。
です。
GmailはIMAPで接続できるので、Mozilla Thunderbirdを利用して、PCにメールデータをダウンロードします。
webでgmailを開いて、「設定」(すべての設定)からimapの接続を許可しておきます。
次にMozilla Thunderbirdで受信できるよう設定します。受信サーバーはIMAPを選択します。
設定値は
受信サーバー:imap.gmail.com 接続:SSL/TLS( 993) 認証:OAuth2
送信サーバー:smtp.gmail.com 接続:STARTTLS( 578 ) 認証: OAuth2とします。サーバーはgooglemail.comでも可能かも知れません。自動設定では認証方式がOAuth2にならないかもしれないので、ここを手動で設定しないと、サーバーは見つかるものの、パスワードが違うと弾かれてしまいます。
設定が終わり、しばらくすると、ローカルに全てのメールがダウンロードされます。
次に新しいメールサーバーを用意し、同じくThunderbirdに設定します。IMAP接続のできるレンタルサーバーがお勧めです。この設定はレンタルサーバーによって異なるので割愛します。
両方のメールサーバーに接続できるようになったら、ドメインのDNSを変更し、メールを新サーバーで受信するよう変更します。
その後は必要なメールをThunderbird上で古い受信トレイから新しい受信トレイにコピーすれば、サーバーにもアップロードされます。