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Pentax K-5 がIIになり、ローパスレスモデルも

Pentaxが新しいデジタル一眼を発表しました。同社APS-Cサイズ最上位機K-5の後継機でK-5 IIです。外観の変化はほとんどありませんが、AFの精度と動体に対する対応が主な強化ポイントのようです。また、ローパスレスのK-5 IIsも同時に発表されました。NikonのD800Eと同様に、ローパスの有無で2モデルの展開です。画素数は約1600万画素に据え置きですが、自然風景などをローパスレスモデルで撮影すると、また違った写真が取れるのでは無いかと思います。

まとまりの良いカメラのK-5には、他社には無い特徴(自動水平補正機能など)もあって今後が気になっていましたが、マイナーチェンジとはいえ後継機の発売はCanon、Nikonに一矢報いるうれしい知らせです。
Canon、Nikonは35mmフルサイズに力を入れていますが、Pentaxには中判モデル645Dがあり、これとの差別化のためにも、今後もAPS-Cモデルに重きを置いていく可能性があります。

便利ズームレンズと超望遠レンズも発表され、元気いっぱいのPentaxです。便利ズームのDA 18-270mmF3.5-6.3ED SDMですが、防塵防滴ではないのかな?と思って資料を見たところ、TamronのOEMの可能性がありそうです。K-30、K-5 IIの特徴を生かすためには防塵防滴レンズがますます増えると良いと思います。(ちなみに今回発表された望遠レンズの方は防塵防滴です。)

Pentax 防塵防滴レンズ一覧

2014/4/27追記 2014年春版「Pentax Kマウント 防塵防滴レンズ一覧 (2014春)」を作成しました。

Pentaxの現行製品で防塵防滴(簡易含む)をカタログで謳っているレンズの一覧です。先日発表されたK-30が防塵防滴ですので、この性能を生かすにはこれらのレンズが必要です。

カタログを見ると、WRが簡易防塵防滴、DA★が防塵防滴です。

簡易防塵防滴

  • DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
  • DA18-55mmF3.5-5.6AL WR
  • DA50-200mmF4-5.6ED WR
  • D FA MACRO 100mmF2.8 WR

簡易防塵防滴に関しては、便利ズーム1本、18-200mmまでのダブルズーム1本、加えて、マクロ1本というラインナップです。ズームレンズは35mm換算で広角は35mm、望遠は300mm強です。

防塵防滴

  • DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM
  • DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
  • DA★50-135mmF2.8ED [IF]SDM
  • DA★55mmF1.4 SDM
  • DA★200mmF2.8 ED[IF]SDM
  • DA★300mmF4ED[IF]SDM

Pentaxが誇るDA★レンズはすべて防塵防滴です。こちらは16-135mmか、16-250mmのズームレンズ2組と望遠系単焦点が3本です。ズームレンズは35mm換算で広角は24mm強、望遠は400mm弱です。

こうしてみると、マクロや広角にもう少し防塵防滴があっても良さそうです。とくに、ネイチャー写真を撮影するときには防塵防滴の安心感は絶大です。また、テレコンも明るい望遠レンズに使うことが多いので、こちらも防塵防滴であってほしいところです。

今回発売されたK-30のキットレンズで防塵防滴なのは、18-135WRキットのみですね。また、「簡易」とそうでないもの違いは、シーリングの材質ということです。

なんでこんなに防塵防滴にこだわるかというと、旅行先でよく雨に降られるからです。

Nikon D600も防塵防滴?

Nikon の廉価版フルサイズ機 D600のスペック予想で防塵防滴が挙がっています。

先日のK-30もそうですが、ここのところ、中級機以上には防塵防滴が定番になってきました。防塵防滴のシーリングによってどの程度の重量増加があるかわかりませんが、あって困る機能ではありません。

保証の問題等あるとは思いますが、サードパーティー製のレンズも防塵防滴になってくると本体の防塵防滴性能がさらに生かされます。

なんでこんなに防塵防滴にこだわるかというと、旅行先でよく雨に降られるからです。

防塵防滴バリアングル

Olympus OM-D E-M5とCanon 5D Mark IIIを触ってみました。どちらも良さそうでした。もちろんコンセプト、価格帯が違うので、優劣を付けられるものではありませんが、どちらも上下左右に開く液晶を付けて欲しかったです。

Olympus E-620でバリアングル液晶を初めて使いましたが、非常に便利です。E-620は一眼レフですから、90%以上はファインダーで撮影しますが、人混みの頭越しに撮ってみたり、集合写真のセルフタイマーで被写体側に向けてみたり、水面すれすれに手を伸ばしてみたりと撮影範囲が広がることは間違いありません。地面すれすれは寝転べば可能ですが、水面すれすれは難しいケースが多いです。Olympus E-5なら川面のしぶきを浴びながらすれすれで撮影することができます。

どちらのメーカーもバリアングル液晶の実績はあるので、理由があって不採用となったと思われます。想像するに、E-M5は大きさ(重さ)の制限、5D Mark IIIはファインダー撮影が大前提というところだと思いますが、背面の液晶をプレビューとメニューに使うのはもったいないです。E-M5は上下方向には動かすことができますが、もっと動く範囲を広げて欲しかったと思います。

防塵防滴にバリアングルという組み合わせの良さに気がついているユーザーは、案外多い気がするのですが。