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SIGMAがマウント交換サービスを開始

シグマが交換レンズのマウント交換サービスを行うと発表しました。全てのレンズができるわけではありませんが、対応レンズは増えてくるものとお思います。

アダプター方式ではなく、マウントを有償で交換するサービスです。一眼メーカーのビジネスモデルはボディとレンズを徐々にアップグレードまたは交換していって、気がついたときには「レンズ資産」という縛りでユーザーをガッチリキープというのがおきまりのパターンですが、これによって少し流れが変わるかもしれません。

シグマなどのサードパーティのレンズは、純正レンズに比べて安いというのがメリットの大部分だったのですが、最近では純正にはないレンズというのもウリになってきました。シグマアートラインなどには純正レンズとはひと味違った魅力的なレンズが用意されています。

これに加えてマウント交換サービスですから、資産という意味では手数料を払えば縛りがなくなるわけですから、高いレンズほど「迷ったらシグマにしとけ」という流れができてくるでしょう。中古レンズの価値も変わってくるかもしれません。

惜しむらくはフォーサーズが完全に無視されていることです。

デジタル一眼の2本目のレンズは”望遠以外”で

この春はNikon D800、Canon 5D Mark3のハイアマチュア向け35mmサイズ(以下フルサイズ。なにをもって”フル”サイズなのかは疑問です)の一眼レフが発売予定です。どちらも30万円ほどですが、D800はすでに予約をしても発売日には行き渡らないという話です。一方5D Mark3も、フルサイズのデジタル一眼を一気に普及させたベストセラー5D Mark2の後継ですから、こちらも大いに期待されます。

NikonもCanonもレンズラインナップはフルサイズ向けに力を入れているようで、APS-Cのボディでも「いいレンズ付けたければフルサイズ用をどうぞ」という感じです。もちろん、そうやってレンズをそろえてもらって、ボディもより高価なフルサイズを買ってもらえば、顧客の囲い込みとしては完璧なので、当然といえば当然です。 続きを読む デジタル一眼の2本目のレンズは”望遠以外”で

春なので一眼レフ入門機

春は卒業式、入学式から、ゴールデンウィークと、パパママイベント満載のシーズンです。これを機にデジタル一眼デビューを考えている方も多いと思います。

お店に行けば、Nikon、Canon、Pentax、Sony、Olympus、Panasonicが色鮮やかに並んでいます。「結局どれがいいの?」ということになりますが、エントリー機のズームレンズキット(もしくはダブルズームキット)を買う場合は予算と”好み”で選べば問題ありません。車で言えばヴィッツ、マーチ、デミオ、スウィフト、フィットのどれがいいの?というのと一緒なので(異論は認めます)、そこで迷っている時点で、どれでも一緒です。逆に「これがいい」ということがわかっていれば、他人に聞くこともありません。

ただし、この先、カメラに嵌まりそうだなと思ったら、その先はメーカー(レンズマウント)によって広がり方の性質が変わってきます。

予算やサイズ(重さ)に制約はありますが、まずは「こんな写真が撮りたいな」という目標レンズを決めると良いと思います。各メーカーで一押しのレンズがあります。ほとんどメーカーで似たようなラインナップのレンズがありますが、コストパフォーマンスや、オートフォーカス性能、操作性、サイズ(重さ)、頑丈さ、なにより描写性能など、カタログでは現れない(比較できない)良いところを持つレンズがあります。今ではいろいろな情報がネットにありますので、ユーザーの口コミで「銘玉」とか「神レンズ」と呼ばれるものを探してみるのも良いかもしれません。Canon、Nikonの2強は作例もレンズも豊富ですが、良いレンズは大きく重くそして、高くなることが多いです。

PHOTOHITOFLENSでレンズ別に作例を診ることができるので、目標レンズを決めるのに参考になります。特に、単焦点レンズは個性豊かなので、作例を吟味することをお勧めします。18-200mmなどの便利ズームも良いですが、単焦点は全く違う写真が撮れます。SigmaやTamronは各マウントでレンズを出していますが、マウントが違えば後から交換はできません。

また風景の写真がどのレンズ(マウント)で多いか、鉄道や飛行機の写真はどうか、スポーツはどうか、スナップはどうかという傾向も目的に合ったレンズやボディを選ぶ手がかりになりますので、参考にしてみて下さい。

もし、ほしいレンズとは別のマウントのエントリー機でカメラの世界に入ってしまったのなら、エントリー機は予備に置いて、マウントごと早めに宗旨替えした方が、結果安く上がります。

 

Canonはカメラレンズの国際保証をやめたようです

カメラメーカーの伝統に国際保証書があります(ありました)。 国際保証書が付属しているのが世界の一流となった各カメラメーカーの証のようなものでした。

デジカメの時代になってからも、Canon、Nikon、Olympusなどは国際保証書をレンズにつけていました。一方で、PanasonicやSonyなどは国内保証のみなので、家電メーカーとの意識の違いととらえる向きもありました。(オリンパスはカメラボディにも国際保証書がついています。)
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