こちらの記事によると、SimCity4以来10年ぶりに新作が出るようです。
SimCityは2000の次が3000、次が4です。3000はPC版で少しやりましたが、JazzっぽいBGMで、優雅にのんびりの雰囲気のわりに、忙しかったのを覚えています。
初代SimCityは言わずと知れた名作ゲームで、90年代前半にDyanbookで大いにハマりました。IBM-PC互換のMS-DOSで白黒液晶、BGMなしでしたが、夜通し遊びながら変化を眺めていました。それまでファミコンしか知らなかったので、マウスを使ったゲームに感動した記憶があります。
10年以上後に、アメリカ本土に旅行する機会の折、飛行機から眺めた風景にSimCityのリアリティを見ました。しばらくして、「箱庭ゲーム」という言葉が出ましたが、SimCityの目指したものは、箱庭を動かすことではなく、仮想の街そのものでした。その仮想の街を、当時の限りあるPCリソースで無駄なものを省いて切り取り、フロッピー1枚に納めきったのがSimCityというゲームでした。
街に電気が通ると、小さな家ができ、やがてビルになり、付近では渋滞がおきて・・・。俯瞰画面には想像力で自然に補完させられてしまう力強さがありました。
もしかしたら、最近の詳細な3D画面には、脳内で付け足す余地がなさ過ぎて、思い入れのない「どこか映画のなかの風景」となってしまっているのでしょうか?リアルには違いないのですが、落語を再現映像で見ているような「何か違う」感があります。
初代発売の1989年から24年、どのようなゲームになるのか楽しみです。
ちなみに、初代SimCityは今ならここからブラウザでできます。(プラグインのインストールが必要です。)