Mac OS X でネットワークプリンタの設定がうまくいかないときはLPDを試す


新しいMacを導入して、ネットワークプリンタを追加したところ、「service req. C0085」というエラーが出ました。C0084とかC0083などとでることもあるようです。

環境は以下の通りです。

  • アップル MacBook Air (2016) Mac OS X 10.12.1
  • エプソン LP-S5000 (IPアドレス固定で運用、Windows PCからも利用)

実は、プリンタ追加の際に、自動取得でプリンタ名までは出たものの、ドライバインストール時に通信はエラーとなり、強制的にプリンタを追加していました。それでも、トナーの情報などは取得できていたので、インストールは無事に終わったと思っていました。この状態で印刷すると、Mac側からは印刷が終了しますが、プリンタは上記のエラーがでます。その状態では他の端末から印刷はできなくなり、プリンタの再起動までエラーが出た状態で止まってしまいます。

一度、環境設定からプリンタを削除し、通信プロトコルをデフォルトのIPPではなく、LPDとすることで解決することができました。

ドライバは自動取得できるのですから、IPPで通信できなかった時点で自動でLPDの通信も試して欲しいものですが、事情があるのでしょう。

この現象はEpsonばかりでなく、Canonでも出るようなので、もしMacでネットワークプリンタの設定ができない場合はプリンタの追加時点でIPPからLPDを選択してみる価値はありそうです。

デフォルトではIPPになっていますし、LPDのLine Printer Daemonという言葉からも、レーザープリンターでは使わない設定だと思い込んでいました。ラインプリンターというと、昔のドットインパクトプリンタを想像してしてESC/PとかPC-PR201を思い出してしましました。AppleのサポートでもLPDは「古いプリンタ」とだけ説明されています。

 

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