NASのデータをクラウドに保存しようと思い、試してみたオンラインストレージ、hubic.comの紹介です。後述する日本語ファイルの問題により、継続使用は見送りましたが、安価大容量のサービスですので、目的によっては選択肢の1つとなるかも知れません。
10TBのプランがあります。当たり前ですが、2TB近くアップロードしても、まだ18.5%の使用量です。
hubic.comはフランスのOVHというレンタルサーバーなどを手がける会社の一部門です。なんといっても魅力は大容量のサービスで、100GBの次のプランは10TBのプランがあります。(プラン一覧)
hubic.comのプラン一覧 | |||
容量 | 25GB | 100GB | 10TB |
月額 | 無料 | 1ユーロ | 5ユーロ |
年額 | 10ユーロ | 50ユーロ |
プランは上記3つです。ウェブからの操作する方法と、専用アプリケーションで指定したフォルダをアップロードする方法があります。アップロードはヨーロッパのサーバーのためか、数MB/秒程度でした。
問題点は、まとめてダウンロードした圧縮ファイル内の日本語のファイルが文字化けしてしまう場合があることです(日本語部分が_(アンダーバー)になってしまう)。
これは、ウェブからブラウザで保存したファイルをまとめてダウンロードする際、フォルダをまとめて圧縮ファイルにしてダウンロードするのですが、そのファイルを展開したファイル名がおかしくなってしまう問題です。
ウェブで見るときは日本語ファイル名も正しく表示されますし、ひとつずつをダウンロードする場合も問題ありませんでした。どうやら、サーバー上でzipファイルに圧縮する際に問題が起きているようですが、ユーザーサイドでは解決できませんでした。
上記の点が運用で解決できれば、容量あたりの単価は非常に魅力的です。先日導入したSynology DS918+のCloud Sync(ファイルごとに転送、ブラウザから復元できる)やHyper Backup(特殊なファイル形式にまとめて転送、NAS上のアプリから復元)というアプリでも標準で対応しているサーバーなので、設定は全てブラウザで行うことができます。とりあえず、無料の25GBのプランでいろいろ試してみても良いかも知れません。