docomoが11月1日より、FOMAのパケホーダイの上限額を値下げすることを発表しました。変更があったのは、テザリング(外部接続)時の上限で、現在の10,395円から、8,190円へと、一気に2,000円以上値下することになりました。au、SoftbankのiPhone4Sに対抗しての措置とも考えられます。しかしながら、ユーザーとしてはうれしい限りです。 FOMAのハイスピードエリアは人口カバー率100% (全国の市役所や町役場が100%圏内ということらしい) なので、圏外だから使えないということも少なそうです。それよりも、都心部での回線容量の不足の方が心配かもしれません。各社とも、値段を下げたり、魅力的な機種を増やしたりして、ユーザー(とデータ量)を取り合っているにもかかわらず、回線は不足気味であるというジレンマに陥っています。スマートフォンの通信をできるだけWi-Fiに逃がしたいという方針も各社一緒です。 この値下げで打撃を受けるのは、auやSoftbankではなく、WillcomやUQ WiMAX、emobileなどの携帯+データ通信機器という使用を想定していた会社のような気がします。40Mbps超は魅力ですが、通常のインターネットの使用であれば、値段次第では5Mbpsも十分というユーザーも多いのではなのでしょうか。 以前、パケホーダイ節約のエントリや、カーナビとの接続を書きましたが、この値下げを機に、ユーザーによってはFOMAフルスピードを活用するようになるかもしれません。