数ヶ月前に、アマチュア無線ハンディ機の比較表を作りましたが、先頃ケンウッドより、TH-D74という新製品が発売されましたので、追加しました。
2016/9/5追記
乾電池使用時の出力を訂正しました。マニュアルによると、5W出力できるようですが、電源投入時は0.5Wになるようです。
TH-D74の特徴はパケット通信規格APRSとデジタル規格D-STARの対応と、カラー液晶です。GPSやBluetoothを内蔵していますので、スピーカーマイクやバッテリー以外のオプションはありません。その分値段も高くなっています(標準価格72,800円)。MicroSDやUSBでPCとデータのやりとりを行えるようになっています。
アウトドアで、本来のアマチュア無線の趣味的な面から特徴を眺めてみると、GPSでの位置情報と、気象情報計測で他局に様々な情報を送信できることは、会話のネタにもなりそうです。
一方で、アウトドアでの連絡手段として考えると、防塵防噴流の堅牢性とAMラジオを含めた広帯域受信が利点です。乾電池は単4を6本の設定なので、最近主流の単4×3本というヘッドライトの予備電池と共用できます。欠点をあえてあげると、デジタル機のなかでも重めであることと、値段でしょうか。