アイオーデータ 無線LAN対応 USBデバイスサーバー WN-DS/US-HSはUSB機器をLAN経由で使用することができるデバイスです。WN-DS/US-HSのUSBポートに接続した機器は、専用のソフトをPCにインストールすることで有線または無線LAN経由で接続することができます。価格は、実売9,000円強です。
具体的な使用方法としては以下のようなことが考えられます。
- 外付けHDD
速度は制限されてしまいますが、バックアップHDDやストレージ用HDDを接続するのに便利です。複数PCからの接続は排他的になるため、NASのように共有はできません。また、WN-DS/US-HSに繋いだHDD間のコピーは、帯域が半分になり、速度はかなり遅くなってしまいます。 - USBオーディオ
スピーカーやアンプ近くにUSBオーディオ機器を置くことができます。 - プリンタ
最近は無線LAN機能搭載の機器も増えてきたため需要はあまりないかもしれません。 - 外付け光学ドライブ
光学ドライブを内蔵していないPCで便利ですが、こちらも最近はモバイル向けの軽量ドライブが増えてきたためあまり必要性がないかもしれません。
いくつか挙げてみましたが、なんと言っても1.の外付けHDDをいくつかぶら下げるという使用方法はノートパソコンの利便性をさらに向上させます。Windows標準のバックアップをWN-DS/US-HSを経由したHDDに設定しておけば、無線LANの範囲内に入ったら自動的にバックアップを行うなどといったことが可能になります。
HDDの場合は、電源と無線LANさえ届けばどこに設置してもいいので、クローゼットの中や別の部屋に設置することもできます。転送速度が必要な時には直接USB接続すればよく、普段使いでは見た目にもスマートです。
クラウドにファイルを保存したり、バックアップをしたりということでノートパソコンの使い方も変わってきましたが、まだまだ速度や容量の面では、ローカルストレージの有用性も高いのが現状です。WN-DS/US-HSのような機器を用いて、ローカルストレージの利便性を残しつつ、ノートパソコン周りはスッキリとさせることができます。