ログイン画面から特定のユーザーのアイコンを消す(Windows7)

Windows7のログイン画面(ようこそ画面)には普段は使わないユーザーも表示されます。たとえば、外部からアクセスするためだけに作ったユーザーアカウントも表示されてしまいます。

ログイン画面から特定のユーザーを表示させないようにするためにはレジストリの以下のキーを捜します。

「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\SpecialAccounts\UserList

Winlogon以下にこのキーがない場合もありますので、必要があればキーを作成します。
例として、ユーザーabc,ユーザーdef,ユーザーghiがあり、ghiを表示させないようにする場合は、UserListキーの中にDWORD値(32ビット)を作り、値の名前をghi、値を0とします。逆に表示させるユーザーアカウントは値を1とします。

このようにすることで、必要なユーザーのみをログイン画面に出すことができます。ただし、ログイン画面はもちろん、コントロールパネルのアカウントの管理からもアイコンが消えます。変更や削除するために再表示する場合は、レジストリの値を1に戻す必要があります。

レジストリの扱いには十分注意してください。場合によってはWindowsが起動しなくなる場合があります。

2.5 inch HDDの話題2つ

2.5inch HDD 1TBの値段が着々と下がり、7000円を割り込むようになりました。タイの洪水前にSamsungのHN-M101MBBが7000円を切っていましたが、ようやくその水準になりました。ただし今回は東芝のモデル(MQ01ABD100)のほうが値下がりが大きいようです。バックアップストレージとしてさらに値下がりが期待されます。

また、15mm厚ながら、2TBのモデルもドライブのみで流通し始めたようです。1TBの時も当初は12.5mm厚からの発売でした。

今回流通し始めたモデルはWesternDigitalのWD20NPVTで、おそらく1TBモデルのプラッタ枚数を増やした形の製品だとは思います。消費電力は、1TB 9.5mm厚モデルのWD10JPVTが1.4Wであるのに対してWD20NPVTは1.7Wです。

気になるのは、データシートの電流の項目で、1TB 9.5mm厚モデルのWD10JPVTは0.9A(5VDC)となっていますが、WD20NPVTは1.0A(12VDC)となっています。SATAの電源コネクタには3.3V,5V,12Vが供給されていますが、USBは5Vです。もし12V駆動だとすると、USB電源のみの駆動は厳しいかもしれません。ただ、以前からUSB接続で電源供給もUSBからというポータブルHDDはWDやBuffaloから発売されています。問題なく5Vで動くのか、何らかの昇圧回路が含まれているのか詳細は不明です。WDのポータブルHDDの中身は一般的なSATA HDDではなかったという情報もあります。

2TBのモデルはまだまだ価格は高く、容量あたりの単価でも1TBのモデルよりも割高です。

SRTSPL64.SYSによるブルースクリーン表示

PC起動後、1,2分ほどでブルースクリーンが発生し、再起動に陥るという事態が発生しました。再起動後も同様の現象を繰り返します。ブルースクリーンで表示されるメッセージによると、原因はSRTSPL64.SYSだと主張していましたので調べてみました。

参考にしたのはこちらこちらの2つのページです。

SRTSPL64.SYSはSymantecのセキュリティに関わるファイルで、当該PCは、Windows 7 64bitで、Symantec Endpoint Protection(11.0)がインストールされています。PC起動後、HDDのアクセスが続き、Endpoint Protectionの保護が有効になるまでの時間は通常通り?動作します。Endpoint Protectionはタスクトレイに黄色い盾のようなアイコンを表示しますが、保護されていない状況ではそのアイコンの右下に赤いマークがつきます。そのマークが消える頃になるとブルースクリーンがでますので、やはり、Endpoint Protectionの実行時に問題が出ているようです。

対処方法は上記ページに従って以下のようにしました。

  1. セーフモードで起動(起動時にF8)
  2. スタートボタンの「プログラムとファイルを検索」の欄にmsconfigと入力し実行
  3. 上部の「スタート」タブから、Symantec Security Technologies のチェックボックスをオフ
    (この時点で一度再起動を試みるも当初と状況変化無し)
  4. 再びセーフモードで起動
  5. msconfigの「サービス」タブから、Symantecとついているものが4つあったので全てオフ
  6. 再起動後にEndpoint Protectionが立ち上がっていないことを確認
  7. Endpoint Protection をアンインストール

これでブルースクリーンは解消しました。参考にしたページでは、msconfigのスタートタブの設定を変更したことで解消していますが、今回はサービスの停止も行う必要がありました。また、セーフモードでEndpoint Protection のアンインストールはできないようになっています。

再起動後に確認したところ、当該PCには別のセキュリティソフトも入っていました。今回のエラーもEndpoint Protectionの不備ではなく、こちらとの兼ね合いも考えられますが検証はしていません。