2.5 inch HDDの話題2つ

2.5inch HDD 1TBの値段が着々と下がり、7000円を割り込むようになりました。タイの洪水前にSamsungのHN-M101MBBが7000円を切っていましたが、ようやくその水準になりました。ただし今回は東芝のモデル(MQ01ABD100)のほうが値下がりが大きいようです。バックアップストレージとしてさらに値下がりが期待されます。

また、15mm厚ながら、2TBのモデルもドライブのみで流通し始めたようです。1TBの時も当初は12.5mm厚からの発売でした。

今回流通し始めたモデルはWesternDigitalのWD20NPVTで、おそらく1TBモデルのプラッタ枚数を増やした形の製品だとは思います。消費電力は、1TB 9.5mm厚モデルのWD10JPVTが1.4Wであるのに対してWD20NPVTは1.7Wです。

気になるのは、データシートの電流の項目で、1TB 9.5mm厚モデルのWD10JPVTは0.9A(5VDC)となっていますが、WD20NPVTは1.0A(12VDC)となっています。SATAの電源コネクタには3.3V,5V,12Vが供給されていますが、USBは5Vです。もし12V駆動だとすると、USB電源のみの駆動は厳しいかもしれません。ただ、以前からUSB接続で電源供給もUSBからというポータブルHDDはWDやBuffaloから発売されています。問題なく5Vで動くのか、何らかの昇圧回路が含まれているのか詳細は不明です。WDのポータブルHDDの中身は一般的なSATA HDDではなかったという情報もあります。

2TBのモデルはまだまだ価格は高く、容量あたりの単価でも1TBのモデルよりも割高です。