スマートフォン(Android)のアプリから数百万人分の個人情報が流出したという報道がありました。
流出したデータは本体の電話番号やメールアドレス、端末ID、電話帳内の個人名や電話番号、メールアドレスらしいです。これを相互に組み合わせると、個人々々の繋がりがわかります。mixiやFacebookはすでにそういう情報を持っていると思いますが、流出したデータにアドレス帳が含まれていると個人から個人への距離(友達の友達など)もわかるデータができてしまいます。
ある人がどんな名前で他人のアドレス帳に登録されているかを調べたら面白そうです。
ただ、事態は深刻で、自分は気をつけていても、誰かのアドレス帳が流出するだけで、何らかの被害を受ける可能性がります。
スマートフォンのアプリの多くは通信機能が前提ですので、多少おかしな挙動をしていても、ユーザーは気がつきません。さらに、一般的なPCよりも個人的な情報が多く記録されています。共同使用のPCは数多くありますが、携帯やスマートフォンはほとんどが個人使用です。データと個人の結びつきがかなり強いので、データもただのメールアドレス一覧よりも、見方によってはかなり価値があるかもしれません。
一度流出したデータは消すことは不可能ですので、ユーザーはもちろん、メーカーも何らかの対策をとってもらいたいです。