カメラメーカーの伝統に国際保証書があります(ありました)。 国際保証書が付属しているのが世界の一流となった各カメラメーカーの証のようなものでした。
デジカメの時代になってからも、Canon、Nikon、Olympusなどは国際保証書をレンズにつけていました。一方で、PanasonicやSonyなどは国内保証のみなので、家電メーカーとの意識の違いととらえる向きもありました。(オリンパスはカメラボディにも国際保証書がついています。)
ところが、 2010年頃からCanonの交換レンズには国際保証書の添付がなくなっているようです。 Canon公式サイトから情報を得ることはできませんでしたが、円高を利用して、海外の通販サイトからレンズを購入する場合は注意が必要です。 保証期間を過ぎた場合の対応は日本に修理窓口がありますので問題はないと思いますが、 初期不良の場合は、販売元に返品するか、通常の修理対応になります。
保証に掛かるコストは商品価格に反映されているはずなので、保証があることがすべて良いこととは言えませんが、長らくカメラメーカーの常識であった国際保証が変化する可能性があります。Nikon、OlympusもCanonに追従するのか、国際保証を堅持するかはわかりませんが、個人輸入の際は注意が必要です。
ちなみに、交換レンズメーカーのSigmaもレンズは国際保証です。(カメラ本体はわかりません。)
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