Raspberry Piをネットワークオーディオ、ラジコ受信機として使用するため、Volumioとそのプラグインのインストールに関するメモです。
今回の動作環境
- Raspberry Pi 3 Model B
- Volumio3 (3.742)(3.757も確認)
VolumioをRaspberry Piにインストールすることで、スマホやPCのブラウザでネットワークオーディオを操作するように使うことができます。PCをオフにしたり、スマホを持ち出しても音楽再生が続くので、部屋のBGMとして使いたい場合に重宝します。
Raspberry PiにUSB DAC+アナログアンプ、またはUSB入力のあるアンプを用意すれば、後はお好みのスピーカーで構築ができます。
Volumioはこちら(volumio.com/get-started/)のRaspberry Pi用をダウンロードします。Raspberry Pi imager(こちら)からダウンロードし、OSは「Use custom」を選択してダウンロードした、imgファイルを指定します。MicroSDに書き込んだら、Raspberry Pi を起動します。
起動するとWi-Fiのアドホックモード(親機のような状態)として起動するので、スマホなどからアクセスします。SSIDは「Volmio-?????」です。パスワードはvolumioかvolumio3かvolumio2だと思います。
接続するとブラウザで初期設定とWi-Fiの設定ができるので、そちらで環境に合わせたWi-Fi設定をします。
ネットワークについては有線接続の場合は上記を飛ばして次の項目から共通です。
その後はブラウザから「volumio.local」で接続できます。
Radikoプラグインは以下のものを使用しました。
「参考【Volumio3】β版JP_Radioプラグインのインストール方法」
「volumio.local/dev」で「test plug-in」と「SSH」をenableまたはtrueにします。(画面の変化はないが、enableボタン、trueボタンを押すことで有効になります。)
SSHで接続して以下のコマンドを実行します。
git clone https://github.com/mOqOm/JP_Radio.git
cd ./JP_Radio
npm install
mkdir -p /data/plugins/music_service/jp_radio
volumio plugin refresh
volumio vrestart
以上でRadikoプラグインがインストールされるので、Volumioのプラグインの設定ページの「インストール済みプラグイン」でアクティブにします。(プレミアムのアカウント設定もこちらから)
そうすると、音楽一覧にRadikoのアイコンが出るようになり再生が可能になります。
Logitec media server + Squeezeliteプラグインを使用する方法もありますが、Radikoプラグインのほうが手軽だと思います。
ラジコとは関係ありませんが、NASのサーバー設定には、拡張オプションのOption欄に「vers=1.0」を入れないと接続できないことがあります。