前回に続き、八重洲のVX-3の話です。
当機種は外部電源3.7V~7Vで運用可能で、約6V以上の場合、バッテリーに充電が可能です。
ACアダプタは本体に付属しますし、別売りで、シガ―プラグ付き外部電源アダプターがありますが、USB電源で充電できれば便利だと思い、工作を行いましたので紹介します。
この記事を参考にした工作等で何らかの損害が生じた場合も責任を負いかねます。発火等の危険を伴うこともありますのでご注意ください。
使用部品
メーカー 型番 | 参考価格 | 商品リンク | |
ケーブル | COMON DC-2307 | 359円 | amazon |
昇圧回路 | 昇圧型スイッチング 電源モジュール LMR62421(TI) 使用キット |
756円 | 秋月 |
保護回路 | ポリスイッチ 1.1A(2.2Aで遮断) 耐圧:60V RXEF110 |
32円 | 秋月 |
ケース | テイシン TB-50 | 144円 | amazon |
ケーブルはDCコネクタとUSBコネクタを別に用意しても問題ありませんが、今回は上記ケーブルを途中で切って使いました。コネクタは直角のタイプでもいいかもしれません(COMON DC-2307A)。
スイッチング電源のノイズ対策はしていませんので使用用途は充電用です。
ケースに収めるため、昇圧回路は写真に見える上下をカットします。基板は30mm四方なので約1mmずつ削って、ケースに斜めに入るようにしました。コンデンサや、電圧調整用のボリュームも倒して設置します。電源ターミナルも使用せず直結します。
写真ではわかりにくいですが、斜めに入っています。この後、ポリスイッチをIN側につけて、電圧を6Vに調整、ケーブルを付けて完成です。
USBに接続して、VX-3に繋ぎます。起動時の電圧表示では低めに表示されましたが、電源を切って「Charging」の表示とともに充電が開始されました。
本来、USBの電源容量は2.0規格で0.5Aなので、送信には足りません。PCなどのUSBコネクタを使用する際はホスト側PC本体を壊さぬよう、送信には用いないことを注意して下さい。
この記事を参考にした工作等で何らかの損害が生じた場合も責任を負いかねます。発火等の危険を伴うこともありますのでご注意ください。